さて、いよいよ広範です。
先ず、最初の登り坂です。
またこの辺りは余裕で走っています。前にサンタの2人組もいます。
しかし、だいぶ周りの人数が減ったのがわかりますか?
そうです。だんだんバラけて来たんです。
反対側の帰りの人たちも増えてきます。でも、まだ半分にも達していません。
やっと20kmの看板と時計(電光掲示板)が見えてきました。時間はボケていて読めません。
実際は、この時点で2時間31分ほどです。
ここはかなり登っていますが、この先もアップダウンが続きます。
東名阪自動車道に掛かる白川大橋です。
ここもかなりの登り坂です。歩いている人が増えてきます。
ここから一気に下ります。
ここでまず一回目の大きな足へのダメージがありました。
登りよりも下りの方が膝などへの負担が大きいです。
走り方が下手はのでしょうが、克服するのは至難の業のようです。
坂道を下ると、天理市に入ります。
天理教で有名な街です。周辺に大きな建物が次々に現れます。
そして、沿道の応援も多くなります 。
天理参考館・教庁という大きな建物の下を潜ります。
たぶん普段は簡単に入れない場所と思います。
この建物の直ぐ向こうで、”ぜんざい”を出して頂きました。
一度、通り越したのですが、みんなが美味しそうに食べていたので
戻って列に並びました。温かくて甘くて、ホッとした瞬間でした。
ありがとうございました。
天理教の本部前です。
このあたりから、写真のピントが合わなくなってきました。
当然、走っている時はちゃんと撮れていると思っていたのですが、
帰ってから見ると、ピンボケの連続です。
ここも普段は走れない天理大学の敷地内です。
「天理和太鼓」の看板が後方に見えます。
学生たちがずーっとたたき続けてくれています。
やっと30km地点です。
もう「30km」の表示も時間も読めません。
カメラは”手ブレ防止”がついているので、多少の上下動は抑えてくれます。
しかし、この時既にそれ以上のブレで走っていた事になります。
30kmは帰りのアップダウンの後半にあり、足(指先、膝)、腰、肩が
悲鳴をあげ始めていました。そして、ここから未知の領域です。
この先はほとんど写真を撮る元気もなくなっています。
30km~40kmの10kmは本当に長く、苦しかったです。
何度も歩く事を考えましたが、沿道の応援や高校生ボランティアの
ハイタッチに励まされ、力をもらって、何とか歩かずに走り通しました。
と言っても、歩いた方が早かったかも知らない速度ですが・・・。
この写真が40km付近のものです。
もうほとんどの人たちが歩いています。
そして41kmです。
最後の3kmくらいは、最後の力を振り絞って走ったので、
とりあえず歩いている人たちは抜かせました。
最後の1kmは、長い登り坂で最後の最後に大きな試練でした。
ここも何とか走って登り切って、いよいよゴールです。
やっと競技場に入りました。
まだ、グランドを半周しなくてはなりませんが、ここまで来ると
さっきまで歩いていた人たちが走り出します。
中には足を引きずりながらの痛々しい人もいました。
最後の直線です。
みんな頑張って走っています。
私も頑張って走りました。
ゴール直前の掲示板です。
目標の5時間を大きく遅れましたが、何とか最後まで走りきりました。
ちょっと「ちいさなガッツポーズ」をゴールの瞬間にしたように思います。
後から完走証を見ると、スタートゲートからのネットタイムがあり、
5時間18分6秒が今回の42.195kmの記録です。
ゴールした後で、完走(finisher)とプリントされたタオルと完走メダルを
掛けてもらい、飲み物と食べ物(バナナ)をもらって、足を引きずりながら
着替えに向かいます。同じくらいでゴールした人たちは皆同じ様子です。
荷物預け場となった体育館の2階からです。
荷物が少なくなっています。早い人たちは既に帰路に付いています。
痛い足で階段を登り、2階の更衣場所に到着しました。
今回、一緒に走った仲間の中では、真ん中の3番目のタイムでしたが、
一番早かった仲間は、私より1時間15分ほど前にゴールしていました。
行き違いで会えませんでしたが、着替えも終わって、
ゴール付近で出迎えてくれていたそうです。
完走証です。
いろいろと準備不足や甘く見ていた点など反省点は沢山ありますが、
仲間や沿道のみなさんの応援のお陰で完走できたと思っています。
本当にみなさんへの感謝の気持ちでいっぱいです。
やっぱり、一人で走っているのと、沢山で走るのでは違いますね!
今回のフルマラソンを終えた素直な感想は、「途方も無く長かった」です。
本当に途中で気持ちが折れてしまわなかった事が今でも不思議です。
今年5月から約半年掛けて準備したフルマラソンですが、
”完走した”ことで良しとしましょうか!!
もう一回走れるか?と聞かれると、今は「NO」かもしれません。
身体の筋肉痛が消えた時に、もう一度自分に聞いてみます。
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