会社の社会貢献活動の一環で、地域河川の水質調査を昨年から実施しています。
いつも鮎を捕っている川の水質を知りたい事もあり、参加しています。
8月7日が一斉調査日に設定されていた事から、実家近くの下流域と
自宅近くの上流部の2箇所で実施しました。
今回の水質検査キットの「川の水 検査セット」です。
5種類の検査が出来ます。
今日検査した川の様子です。
川幅は10m強でしょうか?水は澄んでいます。
メガネをしていかなかったので、曖昧ですが、魚影は濃くはありませんでした。一部を紹介します。
先ず、「COD」(科学的酸素要求量)です。
Chemical Oxygen Demand の事で、水中の有機物を参加するために
必要な酸素量を示すものです。代表的な水質指標の1つです。
【昨年の”エコ検定”でも勉強した内容です】
色が微妙ですが、2mg/L以下と読みました。
このレベルは、山女やイワナが生息できるきれいな川です。
もちろん、鮎も大丈夫です。
窒素系の検査です。
窒素が大量に溶け込んでいると、富栄養になり、海では赤潮の原因になります。
川の下流域での目安値が、2~6mg/Lなので、十分に小さいと言えます。
最後に、「リン酸」の検査です。
ご存知の通り、リン酸は植物の3大栄養素の1つです。
植物や生物の死骸によって供給される要素ですが、
最近は、生活排水や肥料に多く含まれ、富栄養化の原因になっています。
指標として、上流部で0.05mg/L、下流部で1mg/Lとなっています。
1mg/Lを越えると”よごれた”川になります。
この指標も問題なしです。
上流部(山が近くに見えています)の様子です。
先日のゲリラ豪雨の影響で、まだ水量はいつもの夏よりも多いです。
ここでは数値は示しませんが、下流域よりも良い数値が出ていました。
最近、急激に下水道化が進んだ事が大きな要因と考えます。
帰り道で車の中から、キジ(♂)を発見しました。
車から2mの場所をのんびりと歩いています。
車を止めて、窓から1枚写しました。
その後、車の前に走り出しました。
ゆっくり後ろを走らせて行っても、一向に逃げる気配がありません。
のんびりと歩いています。川堤の一車線の未舗装道路です。
対向車も後ろからの車もありません。
しばらく、キジくんの歩く速度で車を走らせました。
この道の向こうの右手の田んぼの中に入っていきましたが、
本当に人間を怖がらないです。今年は初の遭遇でした。
川もその周辺の自然も今のままで残ってほしいと改めて感じた瞬間でした。
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