2019年11月20日水曜日

鮎 焼き干しの作り方 =焼き編=

今回は「焼き」です。
この回は”焼き干し”に限った焼きではありません。
鮎を塩焼きにする時もこの手順でやっています。
焼き時間が違うだけです。

<焼き>
先ず、炭の紹介です。
最近、新しい炭を購入しました。
「オガ炭」と呼ばれる加工した炭です。
少し抵抗があったのですが、
”火持ちが良い””煙や臭いが少ない”の謳い文句に釣られました。
10㎏入りが2箱で3500円程度です。
ポイントがあったので、実際には100円で購入しましたが。

30cmほどの長さがあるので、前以て数cmの大きさに割ってあります。
この缶は炭消し壷と使っています。

炭に火を付けます。
以前に作った炭熾し器を使います。
下部に松ぼっくりや竹の端材、枝などを入れて、着火剤とします。
最下部に新聞紙を置いて着火します。
15分間ほど放置すると炭全体に火が回ります。

鮎焼き器2号機です。
砂は毎回掃除をするので、きれいな状態です。
中央の網筒の底には、小石を入れています。

砂を詰めるとかなりの重量になるので、移動を考えて台車を設置しています。
キャスターを6個付けたので、スムーズに動いてくれます。

カバーです。
基本はアルミ(箔、薄板、テープ)で作っています。
下部の穴は空気取り入れ口です。大きさは現在検証中です。

カバーの蓋です。
カバー、蓋の使い方、使う意味は後ほど説明します。


さて、炭に火がつきました。
網筒に丁寧に並べていきます。
この日は強風だったので、最初からカバーを設置しています。
炭に少し黒い部分が残っていますが、直ぐに火が回るので問題ありません。

ここで鮎が登場します。
鮎の串打ちは慌てていたので、写真を撮り忘れました。
最終的な保存(次回紹介)を考えて、出来るだけ真直ぐに刺しています。
肝心の焼きですが、最初は近火で焼いていきます。
焦がさないように気を付けながら、4面?を回転させて焼きます。
前後になっている部分がありますが、入替えながら焼いていきます。

全体的に焼き目が付いてきたら、焼きはほぼ終了です。
この日は約1時間ほど焼きました。
(炭が足りなかったので、追加しています)
この後は余分な水分を飛ばす乾燥工程になります。

この鮎焼き器は長方形なので、鮎を左右に避難させて蓋をします。
そうするとカバー内部が高温に保たれて、カラッと焼き上がります。
内部を高温にするために、カバーと蓋が必要なのです。
カバーにも穴をあけましたが、良し悪しは現在不明です。
密閉すると酸欠で炭が消えます。上部はもう少し閉めても良さそうです。

今回は焼きの後に1時間30分ほど、この状態で放置しました。
慎重に串を抜くと、小さい鮎は既にカリカリの状態です。

ここから更に干し網に入れて干していきます。

「干し」は干し網だけではないです。
長期保存するために、それ以外にも乾燥の方法があります。

次回は「干し+保管方法」を紹介します。



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