2019年11月16日土曜日

鮎 焼き干し作り 1回目

今年は後半にたくさんのサビ鮎(オス鮎)を捕まえたので、
何回かに分けて、鮎の焼き干し作りをします。
<簡単な作り方>
・冷凍しておいた鮎を解凍して、内臓とエラを取り除きます。
・水道水で鮎の腹内壁や血合いをきれいに洗って、串を打ちます。
  カラカラに乾燥させるので、あまり曲がらない方が良い。
・炭火でじっくりと焼く。(下の写真)
  焦がさないように、でも、しっかりと焼くこと。
  なので、1時間ほど付きっ切りで炭との距離や向きを調整します。

写真は30分~40分焼いた後のモノです。
炭が少なくなったので、追加した関係で、上の炭には火が付いていません。
この日は大きな鮎(26cm)から小型(15cm)の鮎まで、
30匹ほどを焼いています。(こちらは鮎の炭火焼き器 2号機です)
風が強かったので、ずっとカバー(上は空いている)をしています。

真上から撮影しています。
炭が弱まったので、鮎を近づけていますが、
炭に火が付くと、この距離では直ぐに焦げてしまいます。

<作り方:つづき>
・鮎の表面がきれいに焼けたら、鮎を周辺部に移動させて乾燥させます。
  この焼き器は長方形なので、左右に分けて配置します。
  その後、炭の量を調整して、蓋をして、蒸し焼きのようにして、
  約1時間放置します。  下の写真は、焼きあがって串を抜いた所です。

鮎が熱いので、軍手をしています。
17時を過ぎていたので、外は暗くなっています。
ここで完成にしても良いのですが、私は更に干して乾燥させます。

<作り方:つづき>
・干し網に並べて、天日で干します。
  日光はあまり意識しませんが、風の良く通る場所が良いと思います。

干し網の内部です。
鮎が口を開けていますが、私は串を口から入れるのでそうなります。
塩焼きのような”踊り串”にはしていません。
保管の際にかさ張るので、できるだけ真直ぐにします。

エラと内臓がきれいに取れているので、出汁を取る時に濁る事がないです。
一番奥は20cmくらいの鮎で、手前2匹は15cm~17cmほどです。
小さい鮎は少し炙ってから、熱い日本酒を注ぐと鮎の骨酒ができます。

この状態で3日間ほど干して完成になります。
保存は数匹づつを専用袋に入れて、真空パックにします。
そうするとお正月まで問題なく持ちます。


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