2018年10月22日月曜日

鮎漁 最終日 本当に?

10月3週目の土曜日です。
この日は薄曇りで昼過ぎに雨が降る残念な天候でした。
さらに西風が強く、気温は低めです。
写真のように、川面には波が立っています。
鮎漁には最悪の天候です。
翌日の日曜日は晴天、微風の予報でしたが、待ちきれずに川に向かいます。

日光が当たらず、風でさざ波のある条件になると、
3mほどの高さのある川原からも鮎を見つけるのは難しいです。

この写真を見ると、鮎は見つけられそうですが、
キラキラしないで泳いでいると、なかなかわかり辛いです。
その中で鮎を見つけて、この高さから網を投げました。
手綱が届かないので、網全体を川に放り投げる方法です。
鮎が入っても入らなくても、都度川に入って網を回収します。
それでも3回投げて、5匹ほど捕まえました。
一度、車まで戻ってクーラーボックスに入れます。

その後は下流まで陸を歩いてから川に入ります。
この日の川の様子です。
まだ昼過ぎですが、うす暗くて夕方くらいの明るさです。
川の水で濡れた身体に西風が容赦なく、体温を奪っていきます。
いつも漁期終盤は、寒さに耐えながらの漁となります。

その悪条件の中でも、何とか鮎を視認して網を打ち続けます。
そうすると20cm超えの鮎が入ります。
わかり辛いですが、2匹入っています。

別の場所では、3匹入りました。
このように1匹~3匹づつを拾いながら、上流へと上っていきます。
この日は上の写真を合わせて3カ所に入りました。

この写真は1カ所目の結果です。
ちょうど10匹入っています。
川から車が近いので、10匹とも元気に活きています。
オス鮎はサビ色(黒色)がきつくなっています。
写真が前後していますが、最後のクーラーボックスの写真を撮り忘れました。

さて、漁場から10分弱の実家に帰ってきました。
身体が冷えているので、シャワーを浴びてから、鮎の処理を始めます。
先ず、オスメスを分けます。
左の白い容器にメス鮎が入っています。
メス鮎は個装して冷凍保存するので、丁寧に氷水で冷やしています。
オスは大袋にまとめて入れて冷凍するので、ちょっと扱いに差異が。

この日、一番のメス鮎(23.0cm)です。
今年は大きな鮎としては、このサイズが多かったです。
24.5cmの鮎も2匹ほどいましたが、数量的には22cm~23cmですね!

この鮎は21.5cmのメスです。
この鮎の方がお腹辺りが膨らんでいます。
この日はメス鮎10匹ほど持ち帰って、甘露煮にしました。
写真を撮らなかったので、ここの報告のみです。

オスの扱いが可哀そうですが、2つの大きな袋に分けて入れます。
何度も言っていますが、この鮎は食べても美味しくありません。
しかし脂分がしっかり落ちているので、焼き干しにすると、
とても美味しい出汁が取れます。
11月後半から12月に掛けて、焼き干し作りをするので、その時紹介します。

鮎の処理(袋詰め)する際の簡単なレイアウトです。
赤/白の容器には氷(冷凍したペットボトル)で冷やした水が入っています。
冷凍庫のサイズの関係で、大きい2Lと小さい900mlの容器を複数使います。
普通はずーっとペットボトルは入れっぱなしで冷やし続けます。
写真を撮るので、白い容器から外に出しています。
赤い容器は袋詰めする水が入っています。
少しの鮎でも水が汚れるので、この容器には鮎は入れません。

個装袋に鮎を1匹~2匹(大きさで分ける)入れて、
水中からの引き抜き法で、水を入れた袋を(簡易)真空状態にします。
それらを10匹ほどまとめて(写真は13匹)を大きな袋に入れて、
その大袋にも水を入れて引き抜きます。2重の真空状態を作ってます。
個装袋はどうしても空気が入るので、冷凍焼けなど防止のためです。
大袋にはほとんど水が残っていないので、少し溶かすと個装袋単位になります。
友人にあげる際も簡単に分けられます。
メス鮎は20数匹だったので、持ち帰った分を引くと、この1袋だけでした。

鮎漁最終日を終わっての冷凍庫(ストック鮎)の状況です。
トビラに入っているのが、一纏めで冷凍しているオス鮎です。
オスだけで50匹近くいると思います。

本体側は10月に入ってから捕まえたメス鮎がほとんどです。
こっちは100匹弱はいると思います。
大きさ別に分けてあるので、持ち出す時も簡単です。
自分用、配り用が4:6くらいでしょうか?

今年の鮎漁は終了(自分で宣言するだけ)です。
そうしたら何故か?今日になって台風が発生しました。
昨年は10/22くらいに日本に上陸して、大雨を降らせました。
そのために一旦終了宣言した後、11月まで川に入りました。
その結果として、大きな鮎をたくさん捕まえましたが・・・。
(昨年の11月記事をご覧ください)

さて、この台風(26号)は如何に?
現状、11月初め頃に日本に近づくと思われるので、中旬頃に再開か??
今年は本当に異常気象の年ですね!  最後までワクワクです!

2018年10月17日水曜日

鮎漁 連日の大漁?!

2日目(日曜日)です。
前日、頑張り過ぎたので、身体中が筋肉痛になっています。
今日はあまりガンバレないかも・・・。

この日の1カ所目(通算4カ所目)が中鮎1匹と惨敗でした。
写真すら撮らずに終了です。
この場所は上流部ですが、2回続けて1匹のみです。
鮎がいません。
昨年は最終日に川一面(数千匹?)の鮎がいたのですが、
今年は勝手が違うみたいですね!

2カ所目(5カ所目)です。
結果から言うと、この場所も残念な結果でした。
この場所はこれまで水量が多くて、一度も網を投げてない場所です。
黒く見える場所(上流に連続)に大きな石やブロックがあります。

網が引っ掛かるので、避けたい場所ですが、
こんな場所に大きな鮎が潜んでいるので仕方ありません。
引っ掛かって破れないように注意しながら、網を回収します。

20cmオーバーの鮎が潜んでいました。
この付近で10匹ほど捕まえましたが、そこから上流は鮎がいません。
(鮎が入らない=鮎がいない  と言っているだけですが)
今年の傾向は、10月上旬から上流部に鮎がいなくなったことです。
早めに川下り(落ち鮎のこと)したようです。


この2日間(土日)に予定していた場所にはすべて入りました。
このままでは消化不良なので、昨日の場所に再び入ります。
一面に小石が広がった緩やかな流れのある淵です。
冬の砂取りでできた場所(流れ)です。

前日よりも天候が回復した事が大きかったです。
太陽が顔を出してくれたので、鮎が良く見えます。
昨日はあまり捕まえられなかった場所ですが、
この日は面白いように網に入ります。
(鮎が見えると断然やる気になる性格です。大きな鮎がいれば尚更です)

20cm超えの鮎が連続で入ります。
この時期はこのような川底を好むみたいです。
産卵場所になる条件を持っているようですね!

鮎を見つけて、網を投げて、写真のように入ると止められません。
たくさんの鮎がいるので、散り散りに逃げるまでの時間は捕り放題です。
この場所もそうですが、あまり他人がやらない方法?で捕まえています。
というか、この方法でないと捕まえられないように思っています。
独特の方法なので、真似をするのは難しいというよりムリな気がします。
鮎の特性(性格?)を上手に用いた漁法と思っています。
思わせぶりで何の事かわかりませんね!!

20cmクラスの鮎が次々に入ります。
太陽を背にしていると、日光のギラギラが気にならないので、
目の前を泳いでいく鮎が良く見えます。
特に大きな鮎は黒い影が動くので見つけやすいです。

こんな浅瀬にも大きな鮎はいます。
わかり辛いですが、中央に20cmオーバーがいます。
最初は深みに潜んでいますが、深みを歩くと浅瀬へと出てきます。
川幅は広いので、全体をなかなかカバーできないのですが、
浅瀬に出た鮎の動き(特性)を経験から知っているので、
その後に浅瀬で捕まえることができています。

この日、最後の川での写真です。
大人しくしている鮎も掴みに行くと、また暴れます。
大きい鮎は暴れ方も激しいので、鮎を掴むのも楽しみの1つになります。
過去に友人(特に女性)がキャーキャー言いながら掴んでいました。
最近は一人が多いので、静かに漁をしていますが・・・。


この日はトータル4時間半ほど川に入っていました。
ヘトヘトですが、最後に鮎の処理が残っています。
前日も書きましたが、先ず、オスとメスに分けています。
こちらはこの日のメスになります。
17匹~18匹でしょうか? 容器の中は氷水が入っています。

こちらがオスになります。
オスは20匹ほどいました。
特にサビ色の激しい鮎を選んで写真撮影してみました。
これらの鮎は「焼き干し」用の鮎となります。
(作り方は昨年11月12月の記事を参照ください)
「焼き干し」は、お正月のお雑煮やおでん、お鍋などの出汁に使います。
上品で癖のない美味しい出汁となります。
「焼き干し」作りは、11月後半以降に行うので、
しばらくは冷凍庫で眠っていてもらいます。

24.0cm近いオスの鮎です。
お腹が凹んでいるので、産卵がほぼ終了しているかもしれません。
この鮎も焼き干しになると思います。

こちらは24.5cmのオス鮎です。
この日で一番大きな鮎です。
サビ色(黒っぽくなる)は進んでいますが、お腹にはまだ張りがあります。
捕まえる時に大暴れしてくれた鮎です。
この鮎はまた塩焼きなどになるので、後ほど友人に配ります。

こちらはメス鮎です。
下は23.0cmあります。(上は21.0cmくらいだったと思います)
メスはサビ色が出にくいですが、上下を比べると、下の鮎は黒っぽく見えます。
これらの大きなメス鮎は、お正月用に甘露煮や塩焼きにして楽しみます。
保管した数が多いので、ほとんどは友人に配るのですが。

この日捕まえた鮎はすべて実家の冷凍庫で冷凍保存しました。
これで冷凍庫の2/3ほどが埋まりました。
大体、例年並み(すこし少ない)のストック量になってきました。

だんだん気温が低くなり、鮎シーズンの終わりが見えてきました。
1年魚の鮎は産卵が終わるとすべてサビ鮎(今年中に死んでしまう)になるため、
寒さに耐えても、いつまでも捕まえられる訳ではありません。
気温よりも水温の方が変化が緩やかですが、
水量が少ないので、大きな川よりは早く水温が下がります。
この川では10月末頃までが漁期となります。
上に書いた「焼き干し」用の鮎は、
11月初め頃に捕まえるのが良いかのしれませんが。
寒くて川に入っていられなくなる。

という訳で、今年もあと1回~2回の川行で今年の鮎漁は終了です。
寂しい気もしますが、十分に満足できたシーズンだったので、
気持ちよく終了したいと思います。
でも、今週末はまだ川に入りますよ。


2018年10月16日火曜日

夕日 9月末~10月上旬

9月はたくさん台風が接近しました。
その都度、秋が進んでいきました。
夏には見られなかった夕日が次々に出現します。

9/25(火) 台風24号の前です。
イワシ雲というよりは、空全体にネットリと雲が広がり、
夕日の赤・オレンジがそのヒダヒダを照らしている感じです。
表現があまり上手でないです!!

10/3(水)この日も雲が覆っていますが、この日は赤が主流です。
今年は赤く燃える夕日出現が多かったように感じます。

10/7(日)台風一過で昼間は雲1つなかったのですが、
夕方から少し雲が出てきました。

10/8(月)この日の夕日は素晴らしかったです。
写真では全然表現できていなかったですが、
家内を呼んで、2人で夕日に見入っていました。
秋の空って感じですね!
気温がだんだん下がって、過ごしやすくと言うか寒くなってきました。

今年の夕日の写真ももうすぐ終了です。
会社から帰るともう真っ暗なので、休みしかこのタイミングの写真が撮れません。

今週末は晴れるでしょうか?


今年2回目の鮎塩焼き

この日捕まえた鮎(12匹)を自宅に持ち帰りました。
大きな鮎(メス8匹、オス4匹)ばかりです。

久しぶりに炭で塩焼きにしたいと思います。
先ず、鮎をきれいに洗って、水分を拭き取ります。
竹串も十分に水洗いしておきます。
今回は竹串を口から入れて、中骨に沿って刺し、尻びれから抜きました。

この日は12匹だったので、鮎焼き器1号機で焼きます。
1回で炭が上手く熾きなかったので、2回に分けたら、多過ぎになりました。
片面(4面)づつ表面を焦がさないように焼いていきます。

均等に火が通るように、間隔や距離に気を遣います。
小さい鮎ならば20匹は楽に焼けるのですが、
さすがに鮎が大きいので、12匹が限界でした。

表面に薄く焼き目が出てきたら、
少し炭から離して、中の水分を飛ばしていきます。
カバーをした写真を撮り忘れましたが、鮎を覆ってあげて、
内部の温度で中身まで十分に火を通します。

カバーが奥に写っています。
寸胴のカバーをかぶせて、上部は少し隙間を開けて蓋をします。
竹串が素手で触れないほど高温になっています。
この写真は焼き上がった状態です。

少し変な置き方をしましたが、小さめの鮎が少し曲がったので、
下に立てて置き、大きめの鮎を上に並べました。
今回は焼き具合が丁度良かったです。
家族4人で夕飯に美味しく頂きました。

オスは既にサビ鮎になっている個体も多いですが、
まだ体表がヌルヌルの鮎もいます。
今回はそんなオス鮎も4匹持ち帰って焼いてみました。
メスは卵(真子)がたくさん入っています。
とても美味です。この時期にしか味わえない秋の味です。
オスは白子が入っています。
こちらは別の調理法の方が美味しいかもしれません。
焼くとあまり味がしないというか・・・。

その日に捕まえた鮎を頂きという贅沢をしています。
あと2回ほどは炭焼きしたいですね!

鮎漁 そろそろ終了か?大漁続き?!

今朝は今年一番の冷え込みでした。
昼間は太陽のおかげで、暖かい日になりましたが、
朝は一瞬川に入るのを止めようかと思いました。
まあ、この時期に止める訳はないのですが・・・。
残り2週間でしょうか?  今週の結果次第です。

さて、この週末に入りたい場所が5か所あります。
1日では厳しいので、2日間連続となります。

先ず、1日目の1カ所目です。
この場所は夏に1回入っています。
瀬と淵が連続的にあり、川の中には大きな石などがあるため、
この時期は大きな鮎がいると思います。

早速、中型鮎(網の目が粗いので、止まる最小の鮎)が入ります。
この日はくもり空だったので、鮎を見つけるのに苦労しました。
水の上からでは上手に鮎が確認できませんね!

自分の影を使ってみたら、何とか写っています。
この鮎は見るからに丸々としたメス鮎です。
21cm~22cmはあるでしょう。

網を投げる時の水しぶき?がカメラのレンズに飛ぶから?か・
レンズが曇っていることが多いです。
この時は10匹以上の鮎が入りました。

こちらはカメラを水中に入れて撮った写真です。
4匹の鮎が網の底部の袋に入っています。
ここまでしっかり入ると、写真などを撮っていても逃げられません。

1カ所目の成績です。
小さめの鮎が大きですが、25匹前後は捕まえているでしょう!

2カ所目です。
こちらは大きな鮎がいました。

一度にたくさん(5匹)入る事がありますが、連続とはいきません。
結局、あまり沢山はいませんでした。 少し残念な結果です。
冬場に川砂の採取があり、流れと川底が微妙に変化しています。
この辺りは大きめの石が多いですが、1カ所目は砂地と小さめの石です。
時期で鮎の好み(生息場所や産卵場所)は変化します。
昨年とは傾向が違うような・・・。難しいですね!

鮎がいないので、早々に3カ所目に移動します。
それぞれ車に乗って、10分くらいの距離です。
途中で昼食(車の中でコンビニ弁当ですが)を取っています。
この日は移動等も含めて、4時間の川行となりました。

最後の3カ所目が大当たりでした。
大きな鮎が連発します。

写真を撮ることを忘れるほど、たくさんの鮎がいました。
この場所では20匹を超える大鮎を捕まえました。

多分、この鮎がこの日一番の鮎(メス)です。
24cmを超える大鮎です。
この川では、24cmオーバーは数匹/年しか捕まえられません。
今年は2匹目です。



実家に戻って鮎を冷凍保存します。
30cm強のボウルに入れてみると、溢れるほどの鮎がいます。

25cmに迫る大鮎です。24.5cmありました。
それもメスでここまで大きな鮎はなかなかいません。
産卵色(サビ色)が出ているので、体表が黒っぽく見えます。

こちらも立派なメス鮎です。
22.0cmあります。
この鮎でも十分に大きな鮎です。

こちらはまだサビ色が出ていない銀色のメス鮎です。
この鮎も20cmオーバー(21.0cm)あります。
この3匹を含めて、10匹ほど自宅に持ち帰ります。
久しぶりに塩焼きにしたいと思います。

この日も20cmオーバーは20匹弱いました。
持ち帰った鮎以外はすべて個装袋に入れて冷凍しました。

鮎の塩焼きは別の記事で紹介します。