この日は薄曇りで昼過ぎに雨が降る残念な天候でした。
さらに西風が強く、気温は低めです。
写真のように、川面には波が立っています。
鮎漁には最悪の天候です。
翌日の日曜日は晴天、微風の予報でしたが、待ちきれずに川に向かいます。
日光が当たらず、風でさざ波のある条件になると、
3mほどの高さのある川原からも鮎を見つけるのは難しいです。
この写真を見ると、鮎は見つけられそうですが、
キラキラしないで泳いでいると、なかなかわかり辛いです。
その中で鮎を見つけて、この高さから網を投げました。
手綱が届かないので、網全体を川に放り投げる方法です。
鮎が入っても入らなくても、都度川に入って網を回収します。
それでも3回投げて、5匹ほど捕まえました。
一度、車まで戻ってクーラーボックスに入れます。
その後は下流まで陸を歩いてから川に入ります。
この日の川の様子です。
まだ昼過ぎですが、うす暗くて夕方くらいの明るさです。
川の水で濡れた身体に西風が容赦なく、体温を奪っていきます。
いつも漁期終盤は、寒さに耐えながらの漁となります。
その悪条件の中でも、何とか鮎を視認して網を打ち続けます。
そうすると20cm超えの鮎が入ります。
わかり辛いですが、2匹入っています。
別の場所では、3匹入りました。
このように1匹~3匹づつを拾いながら、上流へと上っていきます。
この日は上の写真を合わせて3カ所に入りました。
この写真は1カ所目の結果です。
ちょうど10匹入っています。
川から車が近いので、10匹とも元気に活きています。
オス鮎はサビ色(黒色)がきつくなっています。
写真が前後していますが、最後のクーラーボックスの写真を撮り忘れました。
さて、漁場から10分弱の実家に帰ってきました。
身体が冷えているので、シャワーを浴びてから、鮎の処理を始めます。
先ず、オスメスを分けます。
左の白い容器にメス鮎が入っています。
メス鮎は個装して冷凍保存するので、丁寧に氷水で冷やしています。
オスは大袋にまとめて入れて冷凍するので、ちょっと扱いに差異が。
この日、一番のメス鮎(23.0cm)です。
今年は大きな鮎としては、このサイズが多かったです。
24.5cmの鮎も2匹ほどいましたが、数量的には22cm~23cmですね!
この鮎は21.5cmのメスです。
この鮎の方がお腹辺りが膨らんでいます。
この日はメス鮎10匹ほど持ち帰って、甘露煮にしました。
写真を撮らなかったので、ここの報告のみです。
何度も言っていますが、この鮎は食べても美味しくありません。
しかし脂分がしっかり落ちているので、焼き干しにすると、
とても美味しい出汁が取れます。
11月後半から12月に掛けて、焼き干し作りをするので、その時紹介します。
鮎の処理(袋詰め)する際の簡単なレイアウトです。
赤/白の容器には氷(冷凍したペットボトル)で冷やした水が入っています。
冷凍庫のサイズの関係で、大きい2Lと小さい900mlの容器を複数使います。
普通はずーっとペットボトルは入れっぱなしで冷やし続けます。
写真を撮るので、白い容器から外に出しています。
赤い容器は袋詰めする水が入っています。
少しの鮎でも水が汚れるので、この容器には鮎は入れません。
個装袋に鮎を1匹~2匹(大きさで分ける)入れて、
水中からの引き抜き法で、水を入れた袋を(簡易)真空状態にします。
それらを10匹ほどまとめて(写真は13匹)を大きな袋に入れて、
その大袋にも水を入れて引き抜きます。2重の真空状態を作ってます。
個装袋はどうしても空気が入るので、冷凍焼けなど防止のためです。
大袋にはほとんど水が残っていないので、少し溶かすと個装袋単位になります。
友人にあげる際も簡単に分けられます。
メス鮎は20数匹だったので、持ち帰った分を引くと、この1袋だけでした。
トビラに入っているのが、一纏めで冷凍しているオス鮎です。
オスだけで50匹近くいると思います。
本体側は10月に入ってから捕まえたメス鮎がほとんどです。
こっちは100匹弱はいると思います。
大きさ別に分けてあるので、持ち出す時も簡単です。
自分用、配り用が4:6くらいでしょうか?
今年の鮎漁は終了(自分で宣言するだけ)です。
そうしたら何故か?今日になって台風が発生しました。
昨年は10/22くらいに日本に上陸して、大雨を降らせました。
そのために一旦終了宣言した後、11月まで川に入りました。
その結果として、大きな鮎をたくさん捕まえましたが・・・。
(昨年の11月記事をご覧ください)
さて、この台風(26号)は如何に?
現状、11月初め頃に日本に近づくと思われるので、中旬頃に再開か??
今年は本当に異常気象の年ですね! 最後までワクワクです!