2018年9月29日土曜日

鮎漁 台風前の夜漁!

大きな台風(台風24号)が接近しています。
今日の予報では、日曜日午後に直撃(真上を通る)する恐れがあります。
雨量も増えそうなので、またしばらく川に入れなくなります。
そこで雨が降り出す前を狙って、夜漁に行ってきました。

今週の中程にもかなり雨が降ったので、この日も水量は多めです。
冬場の川の工事の影響で、川底はかなり荒れています。
大きな石やブロックがゴロゴロしています。
網の引っ掛かりを外しながら上げると大きな鮎が2匹入っていました。
左の鮎はひっくり返っていて、お腹が見えています。

こちらは水中写真です。
大きめの鮎が入っている事がわかります。
水は少し濁りがあります。

約1時間30分ほどでしたが、楽しい時間でした。
川から上がる際にすべてタモの入れています。
ここで小さい鮎はリリースしました。
この日も一番目の大きい網を使ったので、小さい鮎はいないのですが、
夜なので帰ってからの処理が大変なので、持ち帰りの鮎を減らします。


結局、半分近くリリースして20匹ほどを持ち帰りました。
この日は川から車まで少し遠かったので、何匹かは横を向いています。

20cmギリギリの鮎です。
すべての鮎に言えることですが、
きれいな体色をしていますね。

少し細身の鮎です。
サイズは20.5cmと何とか20cmオーバーです。

良い型のメス鮎です。
サイズは18.5cmですが、丸々としています。

この日、一番大きかった鮎です。
それでも21.0cmですが・・・。
現在のこの川の限界のようですね!
(捕れない=いない と言っているので、
  たぶん現在はこのサイズ(先週22cm)以上はいないでしょう)

この日も料理は出来ないので、すべて冷凍しました。
先日の鮎はほぼ配り終えていますが・・・。

さて、2011年から川の状況(増水、時期)と鮎の数量、大きさを記録しています。
最近いろいろとデータをまとめていると面白い傾向に気付きました。
大鮎(ここでは25cm以上を呼ぶ)の捕れた年を見ると、
2012年、2014年、2016年と2年毎になっています。
(今年はまだなので、記録が止まりそうですが)
また、台風・前線による増水の水量、時期と大鮎の関係性も見えてきました。
別の機会に、データ(グラフ・表)で表そうと思いますが、
ここでは大雨の時期について少し書きます。
結論から言うと、9月下旬~10月始めに
大雨(3m以上の増水)のあった年に大鮎を捕まえています。
鮎が1年魚という特殊な性質のために、この時期に最も大きくなります。
その時期に大雨で流されて、この川に流入してきます。
大雨が早すぎると鮎は小さく、遅いと既に産卵(終了)時期です。
昨年は10/23の台風21号の大雨があったのですが、
時期が遅くて、捕まえた大きな鮎はほとんどカラス(婚姻色)でした。

何故、こんな事を書いたかと言うと、
現在接近中の台風24号は明日再接近します。
つまり9/30という大鮎に最も適した時期となります。
いつも言うように、災害は望んでいませんが、
適量の大雨を期待したいです。
さて、どうなりますか? 残り1ヶ月の漁期は明日決まりそうです。

2018年9月24日月曜日

鮎漁 やっと念願の場所に入る!大鮎連発。

9月初めの台風21号以降の雨で、川が増水状態を継続中でした。
先週一度、この場所に入るチャンスがあったのですが、
いつも車を停める場所は草刈り工事の車両で埋め尽くされていて、
この近くに駐車する事が出来なかった。
先週の木曜日もかなりの雨は降り、週末に入れるかどうか心配したが、
何とか鮎漁ができる水量まで減少してしてくれた。
水はまだかなり濁っていますが、鮎は見つけられそうです。
瀬は流れが早く、渡渉する(川を渡る)際は、ちょっと緊張します。

下流側には渡渉した流れの速い瀬が見えます。
この辺りは川底一面を石が覆っています。
昨年冬に工事をしているので、番線など針金がたくさん網に引っ掛かりますが、
なかなかいい感じの川になっています。
こんなところに大きな鮎が居ます。

鮎が溜まりそうな場所に網を投げると大きな鮎が4匹入りました。
この川では前回(1匹のみ)に続き、2度目の20cmオーバーです。

その後、別の場所でも大きな鮎が入ったので、今後は水中撮影です。
水の濁りがあるので、上手には写っていませんね! 残念!!
ここには4匹ほど写っています。

ここは大きな鮎がはっきりわかります。
左右には小さい鮎(15cmほどか?)が良い比較対象になっています。

タモに取り込んでみると、6匹ほどは入っているようです。
これからの時期は今まで以上に鮎は群れていきます。産卵のためです。
なので、群れている場所を上手く見つけられると、大漁も夢ではありません。

別の場所に移動します。
網(袋)に入った鮎です。
一網に1~2匹が入った場合は、その場で取り込みますが、
たくさん入った場合は、慎重に網をすぼめて浅瀬に持っていく事があります。
この時はこの1匹だったのですが、写真を撮りたくて、浅瀬に移動しました。
取り込み方もいろいろとバリエーションを考えて、練習している感じです。

車に戻って、鮮度を保つために氷水のクーラーボックスに入れるのですが、
元気な鮎3匹をバケツの中で泳がせてみました。
水面の乱れ方で元気に泳いでいる事がわかります。
川から車まで5分ほど歩きますが、鮎は元気です。

氷でキンキンに冷やした水に入れると、直ぐに仮死状態になります。
入れて直ぐなので、まだ暴れている鮎がいますが・・・。

さて、自宅に帰って、いつもの体長計測です。
この日は、22.0cm(オス)が最大でした。
川で捕まえた時は暴れるので、もっと大きく感じますが、
やはり20cmを超えると立派ですね!

この鮎は21.5cmのオスです。
この日の大きな鮎はオスが多かったです。
オスはお腹の辺りが婚姻色で黒くなり始めています。

21.0cmのオス?の鮎です。
少しやせた感じの精悍な体型です。

19.2cmのメスです。
メスはまだ銀色に輝いていますが。
肩(何処が?)辺りの盛り上がりがオスと違う所でしょうか!
※オス/メスは私が勝手に決めていますので、間違っている可能性は高いです。


鮎はこのように個装(と言って2匹づつ入れているが)袋に入れて、
冷凍庫で凍らせて保管します。
この日は予定があり、料理できなかったので、すべて冷凍保存です。

この日持ち帰った小さめの鮎です。
フリーザー袋のMサイズを使っています。
このタイプの袋のサイズ(幅)は大体18cm程度なので、
鮎は15~16cm程度と思います。
小さい鮎は大きさを計らないので、適当な数値ですが。

贅沢ですが、凍らせた鮎は基本的に食べないので、
この鮎も友人に配ることになります。
前回の鮎は会社の同僚に配りました。

今週末はくもりのち雨の予報です。
晴天のもとで、もう少し水量が減った川の鮎漁がしたいのですが、
今年は天候が安定しませんね!
台風24号、25号(まだ出来ていませんが)の動きも心配です。
次週初め頃に大雨を示唆している予報士がみえます。
かなり信頼しているので、どうなりますやら・・・。


2018年9月21日金曜日

雨の中の鮎漁 からの 甘露煮

今後2週間ほど、くもり雨の天気予報です。
また、近々では大雨の予報があり、増水の恐れがあったため、
小雨の中での鮎捕りとなりました。

この日は何時も行く場所に入ります。
鮎の姿はたくさんあります。本当にたくさんいます。
群れに網を投げると、写真のように一網でこれくらいは入ります。
今回、以前より網の目を大きくしていますが、
少しだけ鮎が大きくなっているように感じます。
この川では産卵まで1か月ほどになっているので、
だんだんと産卵の準備を始めているのでしょう!!

あまり見たことのない魚が入りました。
小さいですが、丸々と太っています。(下も同じ個体です)

初めはカワムツかと思ったのですが、
調べてみると、ホンモロコのようですね!
どちらにしても、あまりこの川では見ない魚です。
貴重な在来種と思うので、早めにリリースしてあげました。

こちらはオイカワ(シラハエ)です。
この魚は鮎と同じくらい沢山います。(一番の外道となります)
カメちゃんたちのエサになるので、大切な魚ですが・・・。

少し雨が激しくなってきたので、レンズに水滴がついています。
大きな(23.0cm)の鮎を捕まえました。(詳細は後程)

この日、前半の成績です。
この後で小さい鮎はリリースしたので、持ち帰った数量は減っていますが。

この後、もう一カ所に入りました。
21cm前後の鮎が4匹居ただけでしたが・・・。
この日、持ち帰った鮎たちです。
しっかり冷えた氷水で持ち帰っています。

帰宅して体長測定です。
この日一番大きかったので、最初の川で捕まえた鮎です。
23.0cmと今年最高です。(3つ上の写真で手に載せている)
この鮎はオスかメスかわからないですね!
写真撮る時に見なかったので・・・。でも、オスっぽいですね!

順不同ですが、20.5cmのメスですね!
尾ひれの形で、オス/メスの見分けは大体できます。

この鮎はオスですね!
19.5cmあります。
銀色に光る体色がとてもきれいです。

少し傷(すっかり治っているので、過去の傷です)をしていますが、
21.0cmの立派なメスです。
今年も体長測定器の出番があって良かったです。


前回は「赤煮」にしたので、今回は「甘露煮」にしてみました。
大きめの鮎5匹と小さい鮎7匹ほどです。
残りの鮎(12匹)は、家内のお使い物となりました。
ご近所には鮎を喜んでいただける方が多いので、時々役立役立てています。

さて、調理です。
圧力鍋に鮎を並べ、調味料(酒、みりん、しょうゆ、砂糖)と
実山椒、梅干し、番茶(少々)、ひたひたまで水を入れて圧力を掛けます。
今回は骨まで軟らかくしたかったので、弱火で40分間としました。

最初から調味料をすべて入れているので、蓋が開いたら、
落し蓋をして、ひたすら煮詰めます。
弱火で30分ほど煮詰めて完成です。


夕飯で小さい鮎を何匹か食べました。
味がしみ込んでいないので、逆に鮎の味がはっきりわかります。
柔らかくなっているので、鍋から皿に移す時に折れてしまいましたが、
再組立て?して、上手に誤魔化しました。
20cm超の鮎を使った天然鮎の甘露煮の完成です。

小さい鮎にも、白子や真子が少しづつ入っています。
この時期から産卵準備が始まっているのですね!

これからの時期は、雨、水量、天気予報と睨めっこになります。
大きな鮎は流入していますが、全体的に水量が多くて、
狙った場所で遭遇できていません。
捕まえているので遭遇しているのですが、狙って捕れていないのが不満です。
更なる大雨は現状期待できないので、水量が落ち着いたタイミングで、
大鮎を狙いに行きましょうか!
今も雨が降っているので、この週末は無理そうです。


2018年9月17日月曜日

鮎漁 20cm超 大漁!?

前回に引き続き、20cm超の鮎を求めてやってきました。
前夜に雨が降った影響で、川の水は少し濁っています。
水量は多くありません。
この川は流域が狭いので、直ぐに増水する反面、直ぐに減ります。
例年、9月、10月しか入りませんが、毎年大きな変化のない川です。

手前に見える階段から川に入ります。
写真は下流方向(右手奥に煙を吐く煙突)です。
河口から5kmくらいでしょうか?
なので、海の魚(ボラやセイゴ、ハゼなど)もいます。

最初に入った鮎です。
網の途中でエラが引っ掛かっています。
雨が降ったので、ごみ(枝や葉っぱなど)が多いです。

毎年たくさんいる場所に今年も群れていました。
一度に10匹以上入りました。
手に載せている鮎は20cmオーバーの大きさです。

同じ写真ですが、18cm~21cm程度のまとまった大きさの鮎です。
手の下にもいるので、12匹は確認できました。

同じ場所で20cmオーバーをもう1匹捕まえました。

網(袋)に入った鮎です。
身体に網が食い込んでいます。
このまま持ち上げて、タモを下に入れて取り込みます。

水中の写真ですが、やはり濁っているので、上手に写りません。
この鮎も網の袋に入っています。

少し深みの溜り水の投げると、”大漁”です。
しかし、この魚はすべて「オイカワ」(当地ではシラハエ)です。
この日は大きな鮎狙いなので、いつもよりも目の大きい網を持っています。
小さな魚は抜けていくので、大きなオイカワだけが残っています。
15cm前後の丸々と太ったメスばかりです。
(オスはもっと流れの速い場所に居る)
網から取り除くのが大変です。

さて、この日1時間半ほどの成績です。
鮎は20匹ほどいます。
シラハエが4匹入っています。いつものカメちゃんズの食事用です。
クーラーボックスに入れた時はほとんど元気に泳いでいますが、
水を氷でキンキンに冷やしているので、直ぐに仮死状態になります。

自宅に帰って、測定します。
1年ぶりに体長測定器の登場です。
この鮎で、20.0cmあります。
尻ヒレの形から、この鮎はメスとわかります。

この鮎も20.0cmを少し超えています。
こちらは見えづらいですが、オスのようです。

鮎が大きいので、20匹でもボウルからはみ出しそうになります。
この日は、帰宅後に別の事(畑仕事)をしていたら遅くなりました。
炭を熾して、塩焼きにしたかったのですが、断念しました。


適当に8匹(4人家族なので、一人2匹ずつのつもりで)を調理します。
(残りの12匹は個装袋に入れて、冷凍しました)
多分、会社の同僚に配ると思います。

今回は簡単美味しいと評判の「赤煮」です。
簡単に言えば、鮎の煮魚ですね!
たっぷり自家製の梅酒と日本酒、みりんを入れて弱火で煮ます。
(実家母の流儀で、水は入れません)
型崩れするので、鮎はひっくり返したりしません。
数分煮込んだら、醤油少々、砂糖、自宅庭の実山椒を入れます。

調理用シートを丸く切り取って、落とし蓋にします。
最弱火で更に数分間煮込んでいきます。

出来上がりです。
本当は一晩置くと味がしみ込んで美味しくなるのですが、
出来たてを味わいたくて、1匹づつ食べました。
(写真は残った4匹です。明日の夕飯で頂きます)
塩焼きほど鮎の風味はきつくないですが、
優しい鮎の味が個人的には好みです。

今年はほとんど(例年の3分の1ほども)川に入れていません。
気が付いたら、漁期は残り1か月と終盤になっています。
週末は水量が多くて入れていない場所が何カ所かあります。
そこに大きな鮎がいると信じて、残りの鮎漁を楽しみたいと思います。

これからだんだんと気温(水温)が下がるので、体力的に厳しい時期になります。
今年は暑かったので、10月初めくらいまでは大丈夫でしょうか?