2010年7月7日水曜日

七月七日

そうです。今日は七夕です。
でも、曇り空で星は見る事はできません。残念ですね。

ちょっと薀蓄(うんちく)を・・・。
織姫と彦星の話しは皆さん知っているだろうということで、
ちょこっと違った視点で書いてみます。

織姫(こと座のベガ)は、25光年離れていて、全天で4番目に明るい星です。
ちなみに一番明るい星は、シリウスです。
映画「風の谷のナウシカ」でナウシカとミトがガンシップで風の谷を
目指している時に、異変に気付き、飛行コースを変えるのですが、
その時に「シリウスに向かって飛べ!」とミトに指示します。
それほどに全天で最も目立つ星です。

話が逸れました。
彦星(わし座のアルタイル)は、17光年離れた1等(0.8等)星です。
アルタイルは、アラビヤ語で鷲の意味です。そのまんまですが。
この二星の間に、天の川が横たわっています。
ところで七月七日にこの2人?がどうやって会うか知っていますか?
橋があるわけでもなく、船があるはずも無くです。
実は、”かささぎ”という鳥の群れが羽根を広げて、橋を掛けるのだそうです。

夏の大三角形って知っていますか?
こと座のベガとわし座のアルタイル、もう1つ、白鳥座のデネブです。
白鳥座は”北十字”と呼ばれることもある夏の代表的な星座です。
くちばしに位置する星は、アルビレオと言います。
アルビレオは、トパーズ色とサファイア色の2重星で、
全天で最も美しい「天井の宝石」といわれています。

当然と思うでしょうが、七月七日は旧暦の事です。
つまり、本来は1ヶ月以上後なのです。
今年(2010年)は、8月16日になるそうです。
その日は、月齢6くらいの上限の月が南の川下を連れない舟人の
操る船のように天の川を横切るそうです。
十分にロマンチックですね!
是非、その日に夜空を眺める事にしましょう。

今日は寝る前に空を見てみませんか!
夏の空にはまだまだたくさんのお話しがあります。
ちなみに今夜は月齢25の下弦の月ですが・・・。

0 件のコメント: