でも、曇り空で星は見る事はできません。残念ですね。
ちょっと薀蓄(うんちく)を・・・。
織姫と彦星の話しは皆さん知っているだろうということで、
ちょこっと違った視点で書いてみます。
織姫(こと座のベガ)は、25光年離れていて、全天で4番目に明るい星です。
ちなみに一番明るい星は、シリウスです。
映画「風の谷のナウシカ」でナウシカとミトがガンシップで風の谷を
目指している時に、異変に気付き、飛行コースを変えるのですが、
その時に「シリウスに向かって飛べ!」とミトに指示します。
それほどに全天で最も目立つ星です。
話が逸れました。
彦星(わし座のアルタイル)は、17光年離れた1等(0.8等)星です。
アルタイルは、アラビヤ語で鷲の意味です。そのまんまですが。
この二星の間に、天の川が横たわっています。
ところで七月七日にこの2人?がどうやって会うか知っていますか?
橋があるわけでもなく、船があるはずも無くです。
実は、”かささぎ”という鳥の群れが羽根を広げて、橋を掛けるのだそうです。
夏の大三角形って知っていますか?
こと座のベガとわし座のアルタイル、もう1つ、白鳥座のデネブです。
白鳥座は”北十字”と呼ばれることもある夏の代表的な星座です。
くちばしに位置する星は、アルビレオと言います。
アルビレオは、トパーズ色とサファイア色の2重星で、
全天で最も美しい「天井の宝石」といわれています。
当然と思うでしょうが、七月七日は旧暦の事です。
つまり、本来は1ヶ月以上後なのです。
今年(2010年)は、8月16日になるそうです。
その日は、月齢6くらいの上限の月が南の川下を連れない舟人の
操る船のように天の川を横切るそうです。
十分にロマンチックですね!
是非、その日に夜空を眺める事にしましょう。
今日は寝る前に空を見てみませんか!
夏の空にはまだまだたくさんのお話しがあります。
ちなみに今夜は月齢25の下弦の月ですが・・・。
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