これから数回(?)に渡って、今年の漁(鮎やエビなど)について振り返ってみたいと思います。初回は、エビ捕りしている時のエピソードです。
たぶん子供たちが夏休み中(8月上旬?)だったと思います。実家の前で、エビを捕るために”ガサガサ”をしていました。川の対岸に親子連れがいたことは知っていましたが、少し離れていたので気にもしないで、自分のペースでガサガサをしていました。
その時は、あまり捕れなかったので、いろいろと場所を変えて”ガサガサ”していました。
すると、後ろで「こんにちは!何が捕れますか?」というかわいい声が聞こえました。つばの大きな麦藁帽子をかぶり、黒いサングラスをして首にはタオルと怪しい格好なので、普通小学生(低学年)は声を掛けない(笑)。たぶん、父親に言われて恐る恐る声を掛けたんだとわかった。普段、川の中ではあまりこういう誘いには積極的には反応しないのですが、小2くらいのかわいい男の子だったので、無下に扱えず、父親を含めて3人でしばらく魚捕りをしていました。
その時、子供の持っていた透明な入れ物のは、おたまじゃくしが3匹ほど入っているだけでした。勿論、親子とも新品の網(タモ)を持っています。しばらく、お父さんの捕り方を観察していると、タモを岸近くの草むらに直接突っ込んで上下に揺すっています。これは”ガサガサ”とは言いません。仕方ないので、”ガサガサ”講座をしてしまいました。言葉では説明が難しいですが、簡単に!
川が左から右に流れているとします。その場合は、タモを右手で持ち、自分の右側に手を伸ばしてタモが川の流れに真っ直ぐ向く(丸が川上を向く)様にセットします。できるだけ草むらの奥一杯に入れます。ここまでは”ガサガサ”の準備です。次に、左足で草むらと川底をかき回すように川上からタモまでガサガサ言わせながら追い込んでいきます。この時の足の動きがノウハウ(やり方のコツ)です。川上や横に逃げた魚は捕れませんが、川下に逃げた魚がタモに入るという簡単な方法です。
この方法を親子の前で解説付きで実演しました。フナとかハゼとかうなぎとかいろいろな魚が入ります。
その度に親子して感嘆の声を上げる二人に少しあきれながら、普段はリリースする魚たちを子供が持っていた入れ物に入れてあげました。少し話しもしましたが、どうもお父さん(30代半ば?)も魚とりは初めての体験だったようでした。最後には、家で飼うと話しながら帰っていきました。その後どうなったかはわかりませんが・・・。
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