2日目の後半です。
パラティーナ美術館に入ると、先ず豪華なシャンデリアが出迎えてくれます。
宮殿だったことが偲ばれます。
ボーボリ庭園が見えます。
円形劇場や多くの噴水、人工洞窟などがある典型的なイタリア庭園です。
行ってみたかったですが、時間が無くて断念しました。
天井画の1枚です。
こんな天井画が何枚あったのだろう?
今回の旅行では上を見すぎて首が痛くなった回数が数え切れず・・・。
もう!てんこ盛りの展示室です。
四方の壁や天井、中央の彫刻まで、これでもか!という感じです。
その中にさり気なく(と言うのか?)、ラファエロやティツィアーノの傑作があります。
私は断然、ラファエロ派です。 家内はティツィアーノ派ですが・・・。
ラファエロのお気に入りの3枚を・・・。
<聖母子>画の代表作「大公の聖母」です。1504年の作品です。
ハプスブルク家のトスカーナ大公が片時も手放さなかったことから、そう呼ばれている。
こちらも<聖母子>が出有名な「小椅子の聖母」(1514年作)です。
聖母子の右に洗礼者幼児聖ヨハネが描かれています。
全体は写っていませんが、この額も見事です。
最後は、この美術館の中で最も惹かれた1枚です。
「ヴェールを被る婦人の肖像」(1416年作)です。
ラファエロの描いた肖像画の中で格別の存在感があります。
通称:ラ・ヴェラータ と呼ばれ、ラファエロが思いを寄せた女性と言われています。
写真では全然ダメです。
是非、実物を見ていただきたいですね!
さて、午後(14時)からのツアーに参加するために、急いで中心部に戻ります。
帰りはベッキオ橋を渡ります。
お昼を過ぎているので、多くの観光客で賑わっています。
ここが橋の上です。
普通にお店がたくさんある通りです。
店と店の間にらは、アルノ川が見えます。
以前、橋の上には肉屋があったそうですが、あまりに臭いに大公が撤去したそうです。
それ以降は、宝飾店が建ち並んでいます。
ウインドウ越しに金色に光る装飾品が見えます。
左右の店がすべてこんな風に金ぴかです。
お店に入る時間がなかったので、通り道にあったスーパーで昼食を購入しました。
ドゥオーモ横のベンチで食事タイムです。
日陰側で少し寒かったですが、廻りにはたくさんの人がいて賑やかです。
サンドイッチとビール、デザートはリコッタチーズの一杯入ったカンノーリです。
少なめですが、朝たくさん食べたので大丈夫です。
さて、午後のツアースタートです。
最初から高さ85mのジョットの鐘楼に登ります。
写真一番下に見える小さな開口部が入り口です。
中央部は吹き抜けになっていて、4辺の壁の狭い通路を登っていきます。
途中に3箇所の展望スペースがあるので、ゆっくり休憩しながら登れます。
通路(階段)の内部です。
上り下りが同じです。
すれ違いはどちらかが止まらないと進めません。
前にスペースがあったので、写真が撮れましたが、
後ろは長い列になって登ってきます。
414段の階段を登って、最上部の見晴台に到着です。
この日は気温が高めで、みなさん汗だくになって登っていました。
この街の建物の屋根は赤レンガ色です。
また街(北東方向を見ている)はきれいに区画整理されています。
隣りのクーポラ(高さ107m)を見ています。
平日はクーポラの上にも登れるのですが、日曜日なので閉鎖されています。
残念ですが、写真では迫力は伝えられません。
街の南東方向を見ています。
遠く山の中腹に「ミケランジェロ広場」が見えます。
途中にはサンタ・クローチェ教会(白い建物)も見えます。
フィレンツェのメインと言えば、やはりダビデ像でしょう!
ここはアカデミア美術館です。
ミケランジェロの傑作です。
こちらもミケランジェロの傑作として有名なピエタです。
ミケランジェロは障害で4体のピエタを作製しています。
サン・ピエトロ大聖堂にあピエタはあまりにも有名ですが、
アカデミア美術館にあるピエタは未完成ながら、
「パレストリーナのピエタ」と呼ばれています。
ダビデ像の上半身です。
腕の血管など細部まで表現されています。
1つの大理石から掘り出したとは考えられない彫刻です。
この像も一見の価値はあります。素晴らしいです。
この美術館は、ダビデ像以外にもたくさんの彫刻が展示されています。
この「サビニ女の略奪」もその1つです。
また、楽器の博物館もあります。
これはストラディヴァリのヴィオラ「メディチ」です。
たぶんお値段は○億円以上するのでしょうか?
夕暮れです。
この日も一日良い天気でした。
夕食へは歩いて出掛けます。
今回は先ずサラダから紹介します。
モッツェレラチーズとトマトにオリーブオイル添え(黒コショウを少々)と
手前は、カッテージチーズとほうれん草、プチトマト、オリーブの実、キュウリです。
こちらは前菜です。
きしめん上のパスタのミートソースだったと思います。
これは美味しかったです。
この日の夕飯は各自で食べる日になっていました。
添乗員さんが日本人がやっているイタリア料理店に連れて行ってくれました。
いっぱい歩いて、たくさん食べたフィレンツェ2日目も終了しました。
明日は最後の訪問地のローマです。