2013年9月21日土曜日

大きな お友達?

”お友達”って、何のことかわからないですよね!

これは鮎の習性というか、私は特技と思っているのですが、
その能力が関係しています。

以前もどこかで書きましたが、鮎は孵化(卵からかえる)した後、海で大きくなります。
秋に孵化して、直ぐに海に下り、冬の間は川に比べて温かい海で過ごします。
鮎は生まれながらに海水耐性を備えていて、河口に近い海で成長します。
当地ではゴールデンウィーク頃に遡上のピークを迎えて、その後は川で大きくなります。

今週月曜日のような大きな台風が来て、大雨が降り、川が増水すると、
鮎などの魚は海まで流されてしまいます。
普通、海まで流されると塩分により死んでしまいます。
しかし、鮎は海水耐性のために海に流されても大丈夫なんです。
大量の真水が海に流れて塩分濃度が下がるので、1週間ほどは海にいるようです。

さて、いつもながら説明が長いですが・・・。
大雨が降って流されるのは、他の川も同じです。
当地の近くには、日本有数の木曽三川(木曽川、長良川、揖斐川)があります。
やっと話しが見えてきたでしょうか?
大雨の後は、大きな鮎が川を上ってきます。
この川から流された小型の鮎が、大きな川で大きく育った鮎を連れてくる と
私たちは冗談気味にそのように話しています。

やっと、大きな鮎が上ってきました。
今日はまだ川の水量が多くて、渇水時期の様には捕まえることはできませんが、
それでも20cmを越える鮎が数匹いました。

捕まえている時の写真はありません。
今日はそんな余裕が無かったです。
車に戻った時の写真です。
大きな鮎は元気に泳いでいます。

20cm超の鮎です。
数日エサを食べていなかったからか?お腹周りは凹んでいます。

定規を置くのと忘れたので・・・。
一番下の鮎が今年最高の22.0cmありました。


今日、川の帰りに他の場所を見てきましたが、かなり上流まで上がっています。
この後、しばらくは雨が降らない予報なので、
もう少し水量が減ったら、楽しい漁ができそうです。





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