先ず、網を修理する際に使用する道具から紹介します。
網を編むための「針」です。
針が正式名称かどうかはわかりませんが、これを使って編んでいきます。
この「針」は手作りです。
材質は「竹」です。
40年以上前と思いますが、私の親父が手作りしたものです。
今でも10本以上残っていて、それを使っています。
この「針」に修理するテグスを巻いていきます。
昔、手伝いでよく巻いたので、この作業は目を瞑っていても出来ます。
今回は網の糸の太さに合わせて、3号のテグスを巻きました。
もう少し多く巻けるのですが、6割ほどで止めました。
今日の修理は、この1本で十分に足りると思います。
準備が出来たので、網の破れを調べていきます。
この台は、母親が投網の修理に使っていたものです。
これも親父の手作りです。 これも40年近く経過しているかも・・・。
この日の網は比較的新しい網なので、破れは少ないです。
それでもこのように1目切れている箇所が沢山あります。
直した部分は結び目が太くなります。
1つ1つ丁寧に直していきます。
細かい作業なので、目が疲れてきます。
座っている腰も辛いし・・・。 イヤだイヤだ!!
こんな感じで1目が切れている場合は、切れた糸をはさみで切ってから修理します。
後ろの黒い布があるとよく見えます。
直した部分の糸(テグス)は透明なので、細いように見えますが周辺と同じ太さです。
結び目が太くなっているのがよくわかります。
基本的にこの作業を繰り返して、網の破れを直していきます。
大きな破れは直すのが難しいです。
この網にも何ヶ所か10目以上破れた箇所があるので、
次回は大きな破れの修理を紹介できたらと思います。
でも、上手には直らないので、あまり期待しないで・・・。
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