2009年10月30日金曜日

2009鮎漁 終了

10月の終わりと共に、今年の「鮎」漁も終了です。
もうほとんどの鮎が「錆び鮎」になりました。数量も激減です。もう産卵が終わってしまったようです。まず、10月の成績ですが、389匹でした。数は少ないですが、20cm以上がかなりの数含まれています。台風18号の大雨以降に大物が沢山捕れました。それは以前に書きましたよね。最後の5匹も20cm越えています。
さて、今日は今年の振り返りです。
6月中旬から10月中旬までの約4ヶ月間が漁期でした。
捕まえた鮎の内、数えられた匹数は、2,793匹でした。
最大のサイズは、24cmが2匹です。
1日で一番捕れた日は、9月中旬に193匹でした。
今年は梅雨がなかなか開けかかった割には、少雨で例年に比べて、増水で川に入れない日はほとんどなかったです。少雨と梅雨時の日照不足のため、鮎のエサになる苔の生育が遅れたためか、9月に入っても小さい鮎が多かったです。
今年も沢山の方々に貰っていただきました。押し付けでお渡しした人もいたかもしれませんが・・・。”美味しかったよ”と言って頂けるのが嬉しかったです。それから、今年特筆すべきは、鮎を沢山食べたことです。いろいろな料理にも挑戦しました。以前から包丁や鍋は自分のものを持っていたのですが、鮎はあまり食べたことがなかったので。(今までは数匹/年くらいでした)
今、「うるか」熟成中です。昨夜少し舐めてみたのですが、塩辛すぎて舌が痛くなりました。やっぱり塩を入れすぎたかな?でも、味は良かったですよ!もう少ししたら完成?するので、そうしたら家族の感想の合わせて紹介します。


2009年10月26日月曜日

2度目の甘露煮

先日、捕まえた5匹の鮎が子持ちのメスとわかり、「子持ち鮎の甘露煮」を食べたい!と考えた訳です。これまで内臓の苦味が苦手で内臓を出していたんですが、ここは覚悟を決めて、そのままで挑戦です。
ちょっと気負ったせいか手順を間違いました。素焼きにするのを忘れて、そのまま鍋に放り込んでしまいました。でも、きれいな鮎ですよね。上の2匹は「さび」が出ているので、オスでしょうか?残りの5匹は間違いなく、「子持ちのメス」です。

気が付くのが早くて、”焼き”からやり直しましたが、甘露煮でなく、煮魚になるところでした。焼くとちょっと違った魚に見えたりするのですが、小さい鮎も一緒に甘露煮にしたので、ゴチャゴチャになっていますが・・・。

一度、番茶で煮ると、焼いた後とは違い、ふっくらとした鮎の姿に戻っています。臭みを取るための番茶を捨てて、新たにタレを合わせたところです。ここからもう1回、圧力鍋で圧を掛けて味をしみ込ませます。今回は少し煮詰めすぎました。タレがほとんど残っていません。でも、上手に出来ましたよ!!
出来上がりを輪切りにしたところです。出来立てで、まだあまりタレがしみ渡っていませんが、家族も始めての食感に舌包みをうっていました。卵は絶品です。苦味はほとんど気になりませんでした。

残った甘露煮は、タッパーに入れて冷蔵庫でしばらく寝かせます。
これがまた美味しいのですよ!

もう鮎漁も終わりです。

時期的(水温画下がり、川に入っていられない、鮎の産卵でいなくなる)に鮎の漁ももうお終いです。先週も書きましたが、まだ、最終宣言には至っていません。まだ、最後の最後があるかも!
さて、先週鮎ではなく、モズクカニ捕りに行ってきました。この時期に鮎と同様に川を下り、海で産卵するカニです。皆さんよく知っている「さるかに合戦」のカニのモデルになったと言われるカニです。以前に写真を載せた事がありますが、ハサミに毛の生えたカニです。夏に捕まえた小さいモズクガニです。
このカニの味噌が濃厚で美味しいそうなのです。一度試してみたくて、捕まえに行った訳です。これまでも鮎捕りの際によく網に入ることがあり、だいたい何処にいるかはわかっていました。川の瀬(流れの速い所)では、タモでは捕まえられないので、網を打ちました。ここからは”鮎”の話になります。モズクガニの顛末は、また別の機会に!

網に入った鮎はほとんどが「錆び鮎」になり、産卵まじかの状態でした。その中で、「ヌメリ」が残り、婚姻色のまだ出ていない鮎を持ち帰りました。小さい鮎は放流したので、大きな(20㎝以上)は結局5匹だけでした。5分くらいまで川に居たので、実家に帰り、バケツに入れてもまだ生きていました。
鮎は横から見ると、銀色の身体に黄色い追い星が印象的ですが、私はこのように上から見た姿が好きです。わかるでしょうか?頭と背びれの間に1本の黒い筋があるのを。【一番左の鮎がわかりやすいでしょうか】
いつも川の中で、見ている姿です。川の中ではこの”筋”が鮎の見分けるポイントなのです。泳ぎ方や居る場所なんかもポイントですが・・・。10/20過ぎでもまだこんな鮎が捕れるのです。まだまだ止められませんね!!

2009年10月22日木曜日

うるか その2

最初の「うるか」は、内臓も白子も卵もすべて混ぜ合わせてしまったので、ちょっと食べ物に思えない状態になってします。その後も内臓を中心に追加して、現在も頑張って熟成中です。そこで少し反省して ”白子” と ”卵” を別々に使用しての『子うるか』作りに挑戦し始めました。

左が白子うるか 右が卵うるか です。
現在は、密封した状態で毎日攪拌しながら冷蔵庫で熟成中です。1ヶ月位したら、冷蔵庫から出して、発酵させるらしいです。お正月には食べられる計画なのですが、こればかりはどんな結果になるかわかりません。 お楽しみにです!

2009年10月20日火曜日

かもしかマラソン

地元のマラソン大会です。今年で4回目になりますが、去年よりも参加者が1.5倍増えて、6,500人を超えたと聞きました。走っている所は写真が撮れませんので、スタート前のものですが・・・。下の写真は、スタート約2時間前のゴールゲートです。いろいろな団体(走り仲間)が記念撮影を次から次としていました。
前日の雨もあがり、天気は晴天です。風も無く、絶好のマラソン日和でした。
結果的には暑かったですが・・・。

私の仲間の方々です。多くの方が先輩ですし・・・。年齢の話は止めておきます。後が怖いので・・・。ハーフマラソン、10km、5km、親子1km、ウォーキングと参加した種目はいろいろです。ゼッケンの色でわかるのですが、この写真ではわからないですね!私は写真を撮っているので写っていません。当たり前ですが・・・。
さて、私は上の写真の6人くらいと同じハーフマラソンにエントリーしました。コースは試走で2回走りましたが、大会でハーフマラソンを走るのは初めてです。距離は、21kmと約100mです。一応目標は控えめに、2時間15分としました。大会の私のタイムは、2時間14分3秒と目標クリアしました。しかし、結果的に悔しいものになりました。7km過ぎにちょっとしたアクシデントで、左足のふくろはぎの裏を肉離れ(毎年やってしまう癖になっている箇所)を起こしてしまい、その後、3回くらいかなりの時間歩いてしまいました。大会まで怪我も無く好調を維持していたのと当日も調子良かっただけに、早くも来年の雪辱を考えています。この時期は鮎捕りの終盤と重なるため、十分に練習時間が取れず、休みに集中して走ることになります。鮎は捨てられないので、この大会に出る限りは両立する方法を模索するしかないようです。いろいろとやりたい事が多すぎて、時間のやりくりも楽しみの一つ?かな。

サギ?

先日、雨の中で川に入る時間が無かったので、傘を差しながら、川鳥の撮影をしました。3種類のサギが居たので、粘って一緒になるのを待ちました。一番上はアオサギです。手前の2匹はシラサギです。ところでシラサギという鳥がいないことを知っていますか?シラサギは全身がほぼ白いサギの総称なんです。大きさ?で大中小(ダイサギ、チュウサギ、コサギ)に分けられます。この2匹の真ん中は、コサギでしょうか?。手前はダイサギでしょうか?明らかに身体の大きさとくちばしの色が違います。3匹が同じ方向を見ていますが、何を見ているのでしょうか?犬と散歩している人が居ましたが・・・。
この写真では3匹が仲良しに見えますが、これまでもこれからもいろいろと牽制し合っています。
コサギのちょっとした行動に、アオサギが威嚇しています。大きいサギは知らん振りですが・・・。観察による力関係は、アオサギ>ダイサギ>コサギのようです。やはり、身体の大きさでしょうか?ぜんぜん違いますが、一番臆病に見えるのは、アオサギです。これも300mmの望遠ですが、この距離が限界です。真っ先にアオサギに逃げられますので・・・。
この3匹のサギの横で、数匹の鴨(カルカモ?)がのんびりと餌を探したり、毛繕いしたりしています。これからこの辺りも冬鳥でもっとにぎやかになります。
この冬も寒さに耐えながら、この川の鳥たちを写していきたいと思います。
お楽しみに!!

2009年10月15日木曜日

うるか作り

先週捕まえた大型の鮎の内臓で「うるか」を作ったことは前に書きました。
今回も新鮮な鮎の内臓を以前作った「うるか」に追加しました。
「うるか」作りは初めてなので、ちょっとドキドキしながら、どんな結果になるか期待しつつ、毎日かき回しています。少しだけ写真で紹介します。
メスのお腹から、内臓を取り出しているところです。きれいな卵と内臓です。下顎側線孔もきれいに見えます。木曽川/長良川辺りの鮎と思います。
この川ではここまでは大きくなれませんので・・・。
今回分を集めたものです。少し血がついていますが、お腹を切る時に深く切りすぎたので、心臓?に傷を付けたようです。この後、日本酒で軽く洗って、前回の上に追加です。
前回はメス(卵と内臓)だけを使ったのですが、今回はオス(白子)も入れました。前回の卵はバラバラになっています。かたまりで見えるところが、今回追加した分です。見た目は”ちょっと”ですが、匂いは普通に良いです。さて、今日も今から混ぜてきます。2週間とか2ヶ月とか、いろいろと書かれているものによって違うので、いつ完成するか不安ですが、頑張ってお守りしたいと思います。
ちなみに、保管はシッカリ蓋をして、冷蔵庫で寝かせています。完成までの手順はもう少し勉強します。
お楽しみに!

鮎の生態について

先日、中途半端なことを書いてしまったので、少し勉強して改めて書くことにします。鮎は1年魚です。つまり、秋に産卵して、その一生を終わります。
この地方では、10月初旬頃、水温が下がるのに合わせて、身体に婚姻色があらわれます。オスとメスでは婚姻色の出方が違います。
私も感覚的には知っていましたが、明確な違いがありました。

オスは、茶褐色に変色します。身体表面のヌメリが無くなり、ガサガサになってきます。下の写真は、オスです。内臓を出したところ、白子がまだありましたから、産卵?前です。捕まえた(生きている)時は、もう少し色は白いのですが、家まで持ち帰ったときにはこんな色になっています。お腹辺りの肉(脂肪)が落ちていて、やせ細った感じになっています。この地方(私の周り)では、この姿の鮎を「カラス」と呼んでいます。一般には、刀が錆びた姿に似ていることから、「さび鮎」と呼ばれているそうです。ちなみに鮭の仲間なんです。
メスは、あまり婚姻色が強くは出ません。と言うよりは、あまり変化がないと言ったほうが正しいかも。下の写真は、オスよりも少し前(3日くらい)に捕まえた鮎ですが、見た通りきれいな銀色をしています。身体表面のヌメリが少なくなっているくらいです。この鮎も産卵前でたっぷりの卵をお腹に持っていました。
このように産卵の準備が始まると、鮎の漁期も最終段階になります。
水温が下がって、川に浸かっているこちらも辛くなるのですが、産卵が終われば、一生を終えてしまうのです。台風による大雨で大きな鮎が流れてきて、何とか最後に20cmを超える鮎が捕れたわけです。今年も無事にシーズンが終われそうです。鮎に感謝!感謝!です。

2009年10月13日火曜日

少し前ですが・・・。

みどりくん(家亀の小さい子)のえさ(まだ生餌しか食べない)捕りに久しぶりにガサガサをしてきました。エビは大中小のサイズで大量でした。
しばらくは餌の心配はなしです。
これまでに捕ってなかった魚や珍しい色のエビがいたので紹介します。
上の魚は、「もろこ」です。昔からこの川にはほとんど見かけなかった魚です。ここよりはもっと上流の田んぼの周りの用水でよく捕まえたことがありますが、この川では始めてかも知れません。2匹同時にタモに入りました。
(ケースに写っている麦藁帽子とカメラは無視ください)
たぶん「ヌマエビ」の仲間ですが、こんなにきれいな色のエビは珍しいので・・・。以前、赤っぽいエビを紹介していましたっけ。よく見ると、卵を沢山抱いています。後ろのスケールから外れていますが、3cm弱でしょうか?
こんなきれいなエビが沢山捕れるのですよ!
でも、その直ぐ横を鮎たちが群れで泳いでいます。そんな訳で、エビ捕りに集中できなくなり、早々と「鮎」捕りに夢中になってしまいます。本当に幸せな夏の日でした。

2009年10月12日月曜日

台風後、初めての川でした。

だんだん秋めいた季節になってきました。
先週は大風の大雨で、1週間川に入ることが出来ませんでした。
久しぶりの川でしたが、水温も下がっていて、ちょっと辛い時期になってきました。
今日の成果ですが、数量的には120匹と普通ですが、大きなサイズの鮎が沢山捕れました。これまで20cm超えは無かったのですが、今日は一気に10数匹の20cm超が捕れました。写真は其の内の4匹です。一番上が22cmくらいです。
ものさしを忘れたので、お腹を処理した後で、サイズを測定です。ちょっと0cmがズレていますが、大体22cmあります。この4匹は、家族4人で美味しく頂きました。
焼き上がりです。飾り塩などはしないので、尾びれは焦げてしまいました。流石にこのサイズになると、頭からガブリとは食べられないので、きれいに骨を残した上品な食べ方になってしまいます。1匹/人ですが、食べ甲斐があって、十分満足でした。

ちなみに、今日の最高は25cmでした。
ところで”カラス”と呼ばれる鮎をご存知ですか?この時期に入ると、産卵のために体色が黒く変化してきます。この25cmも”カラス”状態でした。場所によっては既に産卵が終わっていて、真っ黒な鮎も見かけました。みなさん、鮎が1年魚ということを知っていましたか?10月末から11月初めに掛けて、産卵し、約2週間で孵化して海に下ります。冬は海で過ごして、来年の5月頃に川を遡って来ます。もう少しで今年の鮎シーズンは終了です。あと2~3回位ですかね。
最近、お料理ブログ化してきていますが、またまた懲りずに、今回の鮎で「ウルカ」を作ってみました。簡単に言うと、内蔵の塩漬け(塩辛)です。今回の大きな鮎がほとんどメスだったので、卵とともに内臓を塩漬けしました。写真を撮り忘れたので、完成したらまた報告します。

2009年10月6日火曜日

9月の成績

今年は9月にほとんど雨が降らなかったので、後半は水がなくなりそうな場所も出てきて、鮎捕りにはかなり厳しい状況でした。前半は小さい鮎が多かったのですが、数はたくさん取れたことから、1ヶ月の成績は、1,122匹となりました。
10月に入ってからは、いろいろと他の行事があり、なかなか川に行けないです。その上、大きな台風が接近中です。結構、雨が降ると天気予報で言ってますが、一度ごみを洗い流す程度の雨は歓迎ですが、災害だけは起こらないように祈っています。
時期的に今月末で鮎捕りも終わりなので、ほどほどの雨にしてほしいですが・・・。