今年の漁は10月で終了していますが、まだまだ鮎は続きます。
自宅の冷凍庫にストックしていたオス鮎を持ち帰りました。
メス鮎は会社の同僚にいつものように配りました。
ジップロックに水を入れて、溶かしています。
この日は20匹ほどを使います。
先ずは内臓とエラを丁寧に取り除いていきます。
少し早めのオスなので、多くは白子を持っています。
しかし、見た目は十分にサビ鮎になっています。
普段、夏場の鮎しか見ていない人には、鮎に見えないかもしれますんね!
1時間半ほど掛かって、すべても鮎の処理が完了しました。
先ずは、第1段階は終了です。
次に、鮎を焼く炭の用意をします。
今回は鮎の数が多いので、鮎焼き器2号機を使います。
鮎が多いので、炭熾し器に山盛りの炭を入れています。
実際にはこれでも足りなくて追加しています。
今回、鮎を蒸し焼き(水分除去)用のカバーを少し改造しました。
かなりピッタリ作ったので、蓋まで閉めると酸欠で炭が消えてしまうため、
その対策となります。
単に下部に穴を開けただけですが、このひと手間が今回の勝因?になります。
きれいに丸く開ける事ができました。
さて、炭に火入れします。
この日は北風が強かったので、簡単に炭に火が入ります。
炭熾ししている間に竹串を打ちます。
今回は数量が多いので、大皿2枚分になります。
1回では炭が少なかったので、追加で炭熾ししていますが、
鮎を並べて焼き始めています。
先ずは、鮎の表面に焦げない程度に焼き目を入れていきます。
左右両面とお腹側、背中側の4面をしっかり焼いていきます。
4面が焼けたら、カバーをして更に焼き込んでいきます。
今回は、焼き干しなので、カラカラに仕上げるのが目的です。
カバー内部の温度を上げて、鮎の身の水分を乾燥させます。
最後は蓋をして、蒸し焼き風に乾燥をします。
写真がありませんが、この時点は鮎を炭から遠ざけています。
その目的で長方形の鮎焼き器にしています。
蓋をした状態で、約1時間ほど放置します。
以前はこの時点で炭の勢いがなくなり、内部温度が低下してしまいました。
今回は事前に空けた空気穴のお蔭で、最後まで高温が維持できました。
空きあがった状態の鮎です。
今回はこの状態でかなりパリパリになっています。
この様に干し網に入れて、からっ風にさらして更に乾燥させます。
真空パックして保管します。
鮎の出汁は想像以上に美味しいです。
魚とは思えない上品な出汁が取れます。
お雑煮に最高の出しになります。