2015年1月17日土曜日

イタリア旅行⑬_ローマ 1日目 後半

ローマの1日目後半(午後)です。
昼食後、バスでヴァチカン市国に向います。
途中にヴィットリア・エマニュエール2世記念堂の前を通りました。
1885年イタリア王国の統一を成し遂げたヴィットリア・エマニュエール2世の記念堂です。
偉業を讃えるため、息子のウンベルト1世が建設したものです。

ローマの中心を流れるテヴェル川沿いに建つサンタンジェロ城です。
135年ローマ皇帝ハドリアヌスにより建設された城塞です。
14世紀にローマ皇帝の命により要塞化された。
現在は博物館になっています。(バスの中から撮影しています)

ヴァチカン美術館に到着しました。
サン・ピエトロ大聖堂に隣接するヴァチカン宮殿の大部分を占める巨大な美術館です。
中世、教皇たちはイタリアの貴重な美術品が海外に流出するのを防ぐために収集し、
現在になってそれらの美樹皮んが一般に公開されています。
非常に広大で収納数も多いので、1日では廻りきれない場所です。

団体で入場する場合は、入場前に事前レクチャーがあります。
注意事項や歴史、見所などの説明があります。

ピーニャの中庭です。
巨大な壁龕(壁をえぐって作った窪み)とピーニャ(松ぼっくり)があります。

いよいよヴァチカン美術館の中に入ります。
階段を登って上階に向います。
壁、柱、天井が既に美術品の趣です。

たくさんある写真の中で、天井を2点載せます。
こちらは質素な色合いですが、細かい細工(彫刻)が施されています。

こちらは一転して、豪華絢爛です。
天井ばかり見ているとやはり首が痛くなります。

回廊の先のドアの上には、このような彫刻があります。
ツアーでなければ、立ち止まって見とれるレベルです。

途中で見ることが出来た中庭です。
ローマ教皇庁の職員の自動車でしょうか?
一般ではここまでは入れないと思います。

「ラファエロの間」と呼ばれる4つの部屋があります。
今回、ラファエロにすっかり魅了された私には言葉が出ない至福の時間でした。
このフレスコ画(壁画)は、「アテネの学堂」です。1510年前後に描かれたものです。
絵には、アリストテレス、プラトン、ヘラクレイトスなど有名な歴史上の人物がいます。

この絵は、「聖体の討議」と呼ばれています。
中央にキリストが座り、その左右に聖母マリア、洗礼者ヨハネが描かれています。

その後に、システィーナ礼拝堂に入りました。
残念ながら撮影は禁止だったので写真はありません。
このシスティーナ礼拝堂は今回の旅の目的地の1つでした。
ミケランジェロの大作(壁画と天井画)を見ることです。
1つは、壁に描かれた「最後の審判」、もう1つは天井に描かれた絵です。
特に「最後の晩餐」は最近修復が行われています。
15分ほどの自由時間の間、首スジの痛さも忘れて見惚れていました。


最後に、サン・ピエトロ大聖堂に行きます。
この場所にも、もう1つの楽しみがありました。
ミケランジェロの「ピエタ」です。
「ピエタ」の説明は必要ないと思います。
磔刑にされた十字架から降ろされたキリストを抱く聖母マリアをモチーフにしています。
ミケランジェロは4体のピエタを製作していますが、
この「サンピエトロのピエタ」は彼の1作目であり、最高傑作と言われています。
このピエタは、本当に大理石で作られているのかと信じられない程の美しさです。

サン・ピエトロ大聖堂の祭壇です。
この日は行事(枢機卿のお葬式)が行われていたために、近くまで入れなかったです。
中央にある大天蓋「バルダッキーノ」は、1633年にベルニーニによって作られました。

祭壇の上にはクーポラがあります。
ミラノやフィレンツェほど大きくはありませんが、美しく飾られています。

よくテレビなどで目にする建物です。
12/25クリスマスに、ローマ法王が中央のベランダに立たれて、
クリスマスのお祝いのメッセージを読まれます。
この前の広場には数万人の人々が集まり、クリスマスをお祝いするそうです。

この建物の最上階の右から2段目の部屋がローマ法王の居室と言われています。
現在のローマ法王(フランシスコ教皇)は質素な生活を好まれていて、
教皇になった今もここで生活しているそうです

ヴァチカンの観光を終えて、バスでホテルに帰ります。
ロータリーになった交差点の中央に噴水がありました。

ローマのホテルはテルミニ駅に近い「UNA HOTEL」です。
1時間半ほどホテルの部屋で休憩してから夕食に出掛けます。

この日の夕食は、「Alfredo alla Scrafa」というレストランテです。
外の看板はイマイチなのですが、内部はとても素敵でした。

壁一面に往年のスターの写真が飾られています。
このケーブルは少し後で団体さん(と言ってもイタリア人)が賑やかに食事していました。

この店が発祥という「フィットチーネ・アルフレッド」です。
”アルフレッドソース”と呼ばれるホワイトソースに平たいフィットチーネを絡め、
パルメジャーノチーズを入れて、パスタに絡めています。
カメラを構えたら、手を止めてポーズを作ってくれました。
片言の日本語で陽気に話しかけてくれます。

写真を撮り忘れたので、少し食べてから撮影していますが、
このパスタはシンプルですが大変美味しかったです。
これは前菜です。

メインの1つは魚です。スズキだったと思います。
こちらは家内が選びました。

私は肉料理です。
鶏肉のソテーに独特のソースが掛かっています。
このソースが美味で、パンに付けて食べていました。

食事を終えてホテルに帰りましたが、食後の散歩をしました。
一人でテルミニ駅地下にあるスーパーへ買い物です。
夜の9:30になるとさすがに駅の構内も人通りは少ないです。

フードコートにはたくさんの人が食事をしていましたが・・・。

ホテルの直ぐ横にTRAMが走っています。
ちょうどホテルの前でTRAMに出会いました。
遅い時間(AM1:00頃)まで運行しているようです。

ローマ1日目は終了です。

イタリアの旅も明日が最終日です。
毎日たくさん歩いているので疲れもだいぶ溜まってきました。
時差ボケもまだ残っていて、そのおかげで夜は熟睡しています。

さて、明日はフォロ・ロマーノに行きます。


2015年1月15日木曜日

イタリア旅行⑫_ローマ 1日目 前半

2015年になりました。
そろそろイタリア旅行は完結させないとダメですね!
記憶がだんだん薄れていくので、早くしないと・・・。

この日は、フィレンツェからローマへの移動からスタートします。
ホテルから数分の場所にフィレンツェの駅があります。
駅の名前は、サンタ・マリア・ノヴェッラ中央駅と言います。

駅の時刻表です。
これからローマまで行くのですが、ローマ行きの表示がありません。

今回ご一緒したみなさんです。
移動は当然みんな一緒です。
大きな荷物は別送してもらえたので、手荷物だけで移動できます。楽チンです。

AM 8:19発のサレルモ行きに乗ります。
サレルモはローマよりも南の古い歴史のある港湾都市です。

8:00を過ぎましたが、まだ列車は到着していません。
到着ホームを歩いていきます。
添乗員さんによると、到着するまでどんな車両が来るかわからないと言っていました。

ホームにあった自動販売機です。
飲み物やスナック類が売れられています。
値段はやはり少し高めです。
キットカットが1ユーロ(145円)、コカコーラ500mlが1.6ユーロ(230円)、
サンドイッチ2.2ユーロ(320円)、水500mlが1ユーロです。

瀧田さんご夫婦はいつも仲良しですね!
この駅は終点というか行き止まりです。
なので、折り返し運転になります。

8:12くらいに電車が到着しました。
出発予定時間の8:19までに車内清掃が完了できるのか?と楽しみにしましたが、
東京駅の折り返しとは違うようです。普通に乗り込みます。

ユーロスター(EUROSTAR)というイタリアの新幹線です。
「BISINESS」クラスがどのレベルかはわかりませんが、指定席ですね!

2X1の3列シートです。
仕切りのある4人が向き合って座るシートです。
ゆったりと座れるなかなか豪華な座席です。

フィレンツェ駅出発直後に見掛けた壁のラクガキです。
ラクガキ自身は別に珍しくありませんが、日本では新幹線の線路に入れませんよね!

トイレのついでに車内を散策しました。
列車内のビュッフェでしょうか?
飲み物や軽食を買うことができるようです。
以前は二のんの新幹線にもこんな車両がありましたよね!
再起は新幹線に乗る機会がめっきり減ってしまったので良くわかりませんが・・・。

座席の様子です。
乗って少ししてから、飲み物とスナック菓子が出ました。勿論、無料です。
朝からスパーリングワインを飲んでいます。

わいわい話をしていたら、いつの間にかローマに到着です。
約1時間40分ほどで到着します。
ここローマの中央(テルミニ)駅も行き止まりです。
この赤い電車が新幹線です。あまり可愛くないですが・・・。

さすがローマです。
乗降客が一杯います。
でも、日本のような改札口はありません。
なんかタダで新幹線に乗ったような気がするのは私だけ?

駅横には観光バスが待っていてくれました。
ローマはこのバスで観光します。
バスの真ん中が開いていますが、荷物も載せているのではありません。
バスの前と真ん中に乗降口があります。


先ず、目に付いたのがローマの売店(屋台風)です。
ポテトチップスとお酒がメインです。

ガイドさんから最初の忠告です。
中央に見える少女たちは、プロのスリだそうです。
数人単位で10代後半の少女たちが立派な?仕事をするそうです。
これまでの都市とは少し違うぞ!といきなり思い知らされました。

後ろの建物がローマ中央(テルミニ)駅です。
車がごった返していて、凡そ自分で運転ができるとは思えない状態です。

先ず、最初に向った場所は、「コロッセオ」です。
結局、時間的な関係で内部に入り事はできませんでしたが、
外からでも十分に大きさはわかりました。
ここでも一部で修復が行われています。


バスを降りて歩くと、先ず凱旋門があります。
今回の旅で、凱旋門は5つ以上見たと思います。
イタリアから遠征して戦いに勝つと、凱旋門を建てて兵士を迎えたようです。
イタリア(ローマ帝国)の最盛期には、たくさんの凱旋門が建設されたのでしょう!

コロッセオ横には大きな広場があります。
しばし写真撮影タイムです。(私がズーッと写真を撮っていますが・・・)

こちらの凱旋門は翌日訪れる場所にあります。

コロッセオは3層構造になっていたようです。
この部分は外側の2層が崩れている場所です。
たくさんの観光客が見えます。

この部分は建設当時のままです。
コロッセオを建設した当初は、建物の内部に鉄骨を入れています。
しかし、その後に武器や防具を作るために、鉄骨の鉄を取り出しています。
この建物に残る穴ぼこは、その鉄骨を抜き取った跡なのです。

右半分は修復してきれいになっています。
左半分は当時のままとなります。

石田さんのご主人です。
大体、楽しい人が1人や2人は居るものです。

私たちのバスではありませんが、2階建てのバス(それもカラフル)が最近の流行のようです。

古い(2000年くらい前の)円形劇場の上に建て増しされて、今はアパートになっています。
こんな建物が一杯あります。

イタリア大統領府です。

バスが通過する時に撮った大統領府の衛兵です。
ガイドさんによると、人気があるそうな・・・?

バスを降りて歩いての観光になりました。
ローマの果物屋さんです。種類はなかなか豊富です。

さて、ここが何処でしょうか?とても有名な名所です。
そうです。トレヴィの泉です。
ここの修復工事中で水も抜かれていました。残念!

次に、こちらも有名な「スペイン階段」です。
ローマの休日でアン王女(オードリー・ヘプバーン)がジェラートを片手に歩いた場所です。
「ローマの休日」を見ていない人は、レンタルして見て下さい。


スペイン階段の上から見ると、正面の道から遠くまで見渡せます。
この辺りは高級なブティックが連なっていて、たくさんの観光客で賑わっていました。

車を改造した移動屋台でしょうか?
観光客目当てにいろいろな商品を販売しています。

ローマの石畳は1つ1つの石が小さいです。
10cm角くらいでしょうか?  なので、かなり凸凹です。

一度、ローマ駅の近くまで戻って昼食です。
TOMOKO TUDINI(トモコ・トゥディーニ)というレストラントです。
日本人女将のトモコさんがいらっしゃるお店です。この日は会えませんでしたが。

落ち着いた雰囲気の店内です。
日本語のメニューも揃っているそうですが、私たちはツアーの食事なので・・・。

この店で食べた食事を少し紹介します。
家内が頼んだ前菜です。
野菜を焼いただけ?のようですが・・・。

リガトーニのカルボナーラだったと思いますが・・・。
ショートパスタはあまり好きではないのですが、この料理は絶品でした。

メインはお肉料理です。スライスした牛肉です。
添えられているポテトが美味しいのです。

ローマ1日目の前半終了です。

午後はヴァチカン市国にあるサン・ピエトロ大聖堂とシスティーナ礼拝堂です。
お楽しみに!